「血圧って高かったらなんで悪いの?」

どうもこんにちはMARUHACHIです。現役内科臨床医として大学病院や中核病院で内科生活習慣病専門外来や救急専門外来を担当しています。

ブログでは専門家の視点から「どうやったら健康に長生きできるのか」、「病院とどうお付き合いしてゆけばいいのか」といった日本の学校教育で教わることのない、だけど大人になってから知りたい健康問題の解決策をさくっとコラムで解説していきます

 

本日は第4回目で「血圧って高かったらなんで悪いの?」という疑問に答えたいと思います.医者からしたら当たり前の事実なんですが、これって理解している患者さんは極端に少ない印象です.そもそも血圧ってなんのことかもわからないという人はとっても多いんですよ!

というわけで、血圧にまつわる3つの話を本日はしていきたいと思います!

 

その1.そもそも血圧とは?

 人間を含めた動物は全身に血液がめぐるために心臓がポンプのような働きをしています。全身に送り出された血液は当然押し出す圧力をもっており、これを腕に到達する脈の震え(脈波)で計測するのが我々がいわゆる血圧と呼んでいる値です。

 健常成人では収縮期血圧(いわゆる上の血圧)100~120mmHg程度です.しかし生活習慣病や加齢、タバコといった悪影響により、動脈硬化といってゴム管のような全身の血管が硬く変性すると、血圧は徐々に上昇します。

 

その2,高血圧を放置するとどうなる?

 高血圧を放置すると高血圧そのものは全身の血管に動脈硬化をおこしてしまいます。動脈硬化が進んだ血管は脆くつまりやすいような状態にあるので心筋梗塞脳梗塞といった生命を脅かす重大な病気を引き起こしやすくなります。このために全く症状がなくても、ある程度治療域にある高血圧は積極的に治療することが必要なケースが多く存在します

 

その3.高血圧の治療はどうすればいい?

 一般に高血圧の治療は2本柱です.1つは減塩、もう1つは降圧剤の内服です.日本人高血圧患者の中には一定数、塩分過多で血圧上昇が悪化しやすい人がいるとされています.日本人は平均して10~12gと味付けの濃い食事を食べているとされていますが、高血圧患者ではその半分6g程度の減塩を目指す必要があります。また、こうした食生活でも下がりきらない場合には降圧剤の内服も重要になります.

 

っとまあ、4回目はこんな感じで紹介としました。

また、外来でよく聞かれる質問なんかを中心に紹介をしていきたいとおもいますので宜しければ、『読者になるボタン』からお気に入り登録のほど宜しくお願い致します

おしまーい