「良い手洗いの方法は?」

どうもこんにちはMARUHACHIです。現役内科臨床医として大学病院や中核病院で内科生活習慣病専門外来や救急専門外来を担当しています。

ブログでは専門家の視点から「どうやったら健康に長生きできるのか」、「病院とどうお付き合いしてゆけばいいのか」といった日本の学校教育で教わることのない、だけど大人になってから知りたい健康問題の解決策をさくっとコラムで解説していきます

 

早速、第3回いってみましょう。

初回のテーマは「良い手洗いの方法は?」です

手洗いをこまめに行うことは感染予防にとって非常に大切で継続して頂きたいことです.しかし、それと同じくらい「手洗いの質が良い」=「洗い残しが少ないこと」が感染予防ではとても大切となります.しかしこれができてない方はとても多いんですよ!

 

今回は3つの手順にわけて良い手洗い方法を解説していきたいと思います!

 

その1.手を洗う前の下準備も大切

 まず普段から爪は短く切りましょう.長い爪は当然、隙間に洗い残しができやすく不潔です.時計や指輪などの装飾品ははずしましょう.こちらも装着したままでは隙間にウイルスの洗い残しができやすいです

 

その2.洗い残しが多い箇所を重点的に洗いましょう 

特に以下の場所が洗い残ししやすく重点的に洗うようにしましょう.
指先と爪の間、指と指の間、(1指の表面積が大きい)親指の周りなどがしばしば洗い残ししやすいので重点的に意識しましょう.しっかり上着の裾をまくり少し腕が濡れるくらいまで、手首を含めて大きく洗いましょう

 

その3.手洗いの後には刷り込み消毒が効果的

 手洗い後は使い捨てのペーパータオルや清潔なタオルで良く拭き取って表面をかわかしましょう.繰り返し共用で使用する手拭用タオルは接触感染のかえってリスクとなります.(毎回タオルを交換するか、個人用タオルを利用しましょう

 流水と石鹸で清潔になった手指にアルコールを刷り込むことで除菌効果は飛躍的にアップします.併せて行うと良いでしょう

っとまあ、3回目はこんな感じで紹介としました。

また、外来でよく聞かれる質問なんかを中心に紹介をしていきたいとおもいますので宜しければ、『読者になるボタン』からお気に入り登録のほど宜しくお願い致します

おしまーい